自動車のツインターボとは?

ツインターボ

ツインターボとは、ターボチャージャーを2基用いた過給機構成のことです。ターボチャージャーを搭載したエンジンで大きなパワーを出そうとすると、タービンを大きくしなければなりません。
タービンを大きくすることでパワーは得られますが、パワーが出るまでにラグが発生してしまいます。パワーが出るまでのラグを解消するためには、タービンを小さくしなければなりません。しかしタービンを小さくするとパワーが出ないという問題が生じてしまいます。大きなパワーを得つつレスポンスの良さを実現するために用いられるのが、ツインターボです。

詳細

小さなターボを2基搭載することで、パワーが発生するまでのラグを軽減させられます。 ターボが2基あるので、大きなパワーを出すことも可能です。
ツインターボは、ターボの問題であるターボラグを解消できる効率的な手段となります。パワーとレスポンスの両方を兼ね備えたツインターボですが、部品が多くなるのでコストが高くなる、ターボが2基搭載されているので重量が増えるといったデメリットもあります。
また、大きさが違う2基のターボを搭載する手法はシーケンシャルターボと言います。低回転域は小さなターボ、高回転域は大きなターボと使い分けられるのが特徴です。

コストの高さ

効率的にターボの特性を活かせるツインターボですが、ラグが生じにくい排気量の少ない自動車だと重さやコストの高さといったデメリットだけが目立つようになってしまいます。よって1.5L以下の排気量の少ない自動車には採用されることはまずありません。
逆に3.0L以上の排気量の大きいエンジンだとその特性を十分に活かすことができます。

シングルターボとツインターボはどちらが優れているというものではありません。それぞれの特性を活かせる自動車に採用されるようになっています。
また中排気量の自動車によく採用されるツインクロスターボは、排気ガスの流路が2つあるシングルターボのことなのでツインターボではありません。